現場改善事例
工場設備配管
- スプリングホースの硬鋼線の分別廃棄が面倒で時間が取られる
自動販売機を製造している工場の設備配管で、吸引用エアホースにスプリングタイプのホースを使用していた。ところが、最近は廃棄処理が厳しくなったこともあり、ホースは樹脂部と硬鋼線を分別処理して廃棄することになったが、とても手間がかかり、作業時間もとられてしまう。
- ホースが引っかかって作業性が悪いが、こういうものと諦めていた
エア用設備の配管に他社のウレタンホースを使用しているが、工場内で引き伸ばして使っていると引っ掛かって使いづらく、作業性が悪いので困っていた。しかし、現場ではホースはこういうものだと諦め、仕方なく使っている状態だった。
- 原料がくっついて止まり、火花が飛ぶほど静電気が発生して危ない
樹脂成型ラインに、原料のペレット搬送用途でサクションホースを使用。しかし、製造現場ではホースに原料がくっついて止まり、近付くと火花が出るほど静電気を帯びるので困っていた。
- ホースの加締め品は、切れたりすると現場でメンテナンスがしづらい
工場設備の配管工事などをメインにしている事業者が、ユーザーの工場でコンプレッサーからのエア用途でトヨスプリングホースを加締めて使っていた。ところが、ホースが切れたりすると現場で加締めることもできず困っており、何かよい方法がないかと探していた。
- 薬品によるホース硬化で劣化が早く、交換のメンテナンスが大変
水処理機械など製造している工場で、水処理用の薬品を注入するのに塩ビブレードホースを使用していたが、薬品によるホース硬化が起こるため劣化が早く、ホース交換などのメンテナンスが大変なので、何か良いものがあれば置き換えたいと考えていた。
- 竹の子の挿入性の悪さに加え、経年劣化による流体漏れが発生する
自動車部品製造メーカーで、機械油を通す用途でスプリングホースを竹の子バンド締めで配管している。以前から挿入性の悪いことが指摘されていたが、加えて経年劣化で金具箇所から流体漏れが発生。そこで流体漏れを防ぐとのことで、他社のナット式継手を使ってみたものの、作業性の悪さから現場の評価がよくなかった。
- RoHS2対応で工場内のホース配管も見直しになったが、ホースや継手が対応しているかわからない!
2019年7月からのRoHS2規制に対応するために工場内のホース配管も見直しの対象になったが、ホースや継手はどうやって調べればいいかわからず困っていた。
- 時間が経つとホースから塩素ガスが漏れ、製品にムラが発生する
アルミ溶解作業時に塩素ガスを通すホースに、ゴム製ホースを使用している。ところが、時間が経つと塩素ガスが漏れ始め、製品にムラができる。各社のゴムホースをいろいろ試してみたが同様に漏れが発生し、数週間で交換しなければならないものもあった。
- 金属を旋削する際に出た削りカスがホースに当たり、穴が開く!
金属を旋削する際に出てくる高熱の削りカスが、機械に組み込んであるエアホースに当たり、穴が開くことがしばしばあった。対策としてシリコーンチューブを被せて穴開け防止をしていたが、非常に面倒で手間がかかる。