現場改善事例
医薬・化粧品・化学工場
- ホースへの流体物の着香が改善され、作業性も大幅にアップ
化粧水や入浴剤などの製品移送用途に硬鋼線入り塩ビ樹脂ホースを使用し、これらの製品はホースへ着香がしやすいため、それぞれホースを分けて使用している。ところが、その際のホース交換作業の煩わしさや、組み付け間違いのミスなど、製品への不具合につながる可能性が非常に高いため、対策が必要になった。
- 抜け防止の安全性とリユースできるコスト面のメリットが得られた
乳化釜から充填機までの配管で他社製のブレードホース加締め品を使用。過去にバンド締めを使用していたが、抜けの事故が起きた際に匂いが階全体に充満し、匂いが取れずその階での稼働が5日間ストップしたため、抜け防止対策から加締め品を導入した。
ところが、加締め品は交換時に継手も同時に捨てなければならず経費がかかるという問題があり、頭を悩ませていた。
- ホースへの臭い(匂い )移りや継手部の液溜まりが改善され、作業効率がアップ!
化粧品の充填工程において製品の移送やアルコールでの洗浄をするのに、シリコーンホースをバンド締めで使用していた。ところが、シリコーンホースでは臭い(匂い )の不安を感じるため、半年に1度ホース交換をしていた。また、液溜まりによる衛生面の不安もあり、毎日分解して洗浄するなど、手間がかかり問題があった。
- タンク内をスチーム洗浄する際にひび割れしたホース外皮片がタンク内に落ちて異物混入になる不安がある
化粧品の原料タンク内を定期的にスチームで洗浄しているが、スチームホースが2~3ヶ月くらい使用すると、外皮がひび割れする。ひび割れした細かなホースのゴム破片がタンク内に落ち異物混入が発生するリスクがあり対策が必要になった。
- 継手の加締品は毎年の交換時に廃棄するのでコスト高!
化粧品原料タンクから調合釜への輸送としてトヨシリコーンSホース+フェルール加締め品を使用。1年に1度は劣化/変色に伴いホースを交換しているが、加締め品だと継手のリユースができずコストも問題に。
- ホースの内部で、流している塗料が硬化して詰まってしまう
塗料工場の製造ラインで、タンクから充填ラインの接続に他社の25φのホースを使用して塗料を流している。製造ロット毎にホース内部をシンナーで洗浄しているが、ホース内部に塗料が付着して硬化し、ホース内径が次第に9φ位にまで細くなり、動脈硬化のように詰まってしまう。しかも、ホースが不透明のため、中の状態が確認できない。
- 臭い移りの不安から製品ごとの専用ホース化で交換作業が大変。
化粧品原料を流すホースにエコロンSホース38φ+竹の子フェルールバンド締め2mを使用しているが、臭い移りが心配で製品ごとに専用ホースにしているため、ホースが40本も必要で作業効率が悪かった。
- 配管洗浄時のコンタミ不安や清掃作業の煩雑さを解消したい!
化粧品の原料タンクから釜までの圧送・吸引配管に、トヨフーズSホース38φと竹の子継手・バンド締めを使用していた。ところが、洗浄の際、ホース内面に残液が残りやすく、衛生面や清掃が大変で苦労していた。また、固着した流体がいつ製品に混入するか不安だった。
- 塩ビホースの臭いが製品に影響し、対策が急務に
化粧品原料の搬送ラインや充填ラインで、従来から塩ビブレードホースを使用。ところが、製造方法の変更から塩ビと反応した臭いのトラブルが発生し、対策が急務となった。