現場改善事例
医薬・化粧品・化学工場
- ホースに静電気が発生し、原料も付着するなど効率が悪い・・・
農薬などを製造している工場で、原料の粉体を流すのに、アース入りのホースを使っているのにもかかわらず、ホースを触ると静電気でビリッとくる。原料もホースの内側に付着するなど効率が悪く、大変困っていた。
- 数万ボルトの静電気が帯電して、人体が危険にさらされている。
化学薬品製造工場で、乾燥炉に入る前の粉体の搬送用にサクションホースを使用していた。たまたま静電気の測定装置で数値を計ったところ、2~3万ボルトも帯電しており、人体への影響が大変心配となった。
- 金属製コイル(針金)入りホースを廃棄する際、コストが通常の3倍かかる!
シャンプーやリンスを通すのにスプリングホースを使用していた工場で、地元自治体が産業廃棄物処理税を導入。そのため、金属製コイル(針金)入りのホースは廃棄する際、そのまま廃棄すると費用が通常の3倍かかることに。しかし分別は手間がかかるのでやりたくないし、その変わり廃棄費用のコストが膨らんで困っていた。
- 熱洗浄する際にホースが折れやすいため、作業効率が悪い・・・
基礎化粧品の製造メーカーで、原料の搬送用にシリコーンのブレードホースを使用していた。しかし、熱洗浄をする際に、お湯を通すためホースが折れやすくなり、現場からは作業効率が非常に悪いと苦情が出ていた。
- ホースが抜けて原液が流れ出て、大変なロスが発生。
石鹸の原液を充填するのに、塩ビホースを竹の子継手にホースバンドを2個締めにして使っていた。ところが、流体が石鹸の原液のためとても滑りやすく、ニップルが抜けて液体が流れ出て、製品ロスや掃除の手間などで大変なロスが発生してしまった。