現場改善事例
医薬・化粧品・化学工場
- 狭い箇所での配管でシリコーンチューブが折れて流量が減る
洗剤を製造している工場で、水酸化ナトリウムや水酸化カルシウムなどの薬品を流す用途にシリコーンチューブを使用していたが、狭いところで使用するためホースが折れてしまい流量が減ってしまうので対策が必要になった。
- 機械に取り付けてあったホースが硬化し、ヒビ割れが発生した
印刷用インクの製造工場では、水性と溶剤系のインクの種類によって塩ビと2フッ化のホースを切り替えて使用していた。ところが、2フッ化系では溶剤系インクには耐久性が良くなく、使用後約1年でホースが硬化し、ヒビ割れが発生した。
- 顔料の搬送用ホースが抜けて、大きな損害が発生してしまった
顔料の製造・加工工場で工場内の機械間の顔料搬送用にサクションホースを竹の子継手にホースバンド締めして使っていたが、突然ホースが抜ける事故があった。顔料は非常に高価なので、こぼれた場合は損害金額が大きいため、対策を検討しなければならなくなった。
- ホースと継手の段差が影響し製品不良につながる!
樹脂フィルム用原料の搬送時にホースが内圧で膨張しホースと継手の間に、段差があり液だまりが発生し、溜まったものが流され混入し、製品不良につながる恐れがある。
- ホースの屈曲による摩耗と、洗浄時の熱と圧力でホースが破裂してしまう
化粧品の充填機用ホースに他社のシリコーンブレードホースを使用していたが、充填時の屈曲による摩耗と、CIP洗浄時の熱と圧力でホースが破裂してしまうので頻繁にホースを交換しなければならなかった。
- 流体の粘度が高く、洗浄が大変。ホースの抜けによる原料ロスも防ぎたい!
原料の搬送用に塩ビ製ホースにフェルール竹の子継手をホースバンド締めで使用しているがホースと継手の間に段差があるため段差部分に原料が付着し毎回の分解洗浄が大変。また、原料は粘度があるので付着しやすいのと負荷がかかるためホースが抜けることもあった。
- 薬品による劣化でトラブル発生、頻繁に交換している。
特殊紙を多く製造しているが、薬品流出のトラブルが発生したため、工場の配管を全面的に見直すことになった。 工場では薬品を流す所が多く、流体は脂肪酸やその他いろいろと混ざっているため、今まで使用していた塩ビのブレードホースでは劣化が激しく、頻繁に交換が必要で困っている。
- 可動部分があり安定的な液体搬送ができない。
新設する医療用滅菌装置に、メチルアルコールをタンクから吸引し装置へ送り出す工程でホースを使用するが、上下に30cm程可動するため、アルコールに対して耐性があり、可動に対して負荷がかからず安定搬送ができるバキューム用ホースが必要となって探している。
- 洗浄時のニップルの付け外しが面倒。 流体が高温なのでホースが柔らかくなり不安。
基礎化粧品の原料を溶解槽から乳化機までのバキューム用ホースとして、塩ビ製の金属製コイル入りホースを竹の子継手ホースバンド締めで使用していた。洗浄時のニップルの付け外し作業が面倒なのと、原料の温度が80℃近くなることもあるのでホースがかなり軟化してつぶれそうになる。