ホース&継手の豆知識
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Vol.017 ホースの漏れ、抜けはなぜ起こる?
ホースの接続部からの漏れや抜けは、時として大事故につながることもあり無視できない現象です。
この漏れや抜けはなぜ起こるのでしょうか?
大きな原因が2つ考えられます。 ひとつは、ホースの劣化によるもの。そしてもうひとつは、継手とホースの選定によるものです。
ホースは初期は柔らかく弾性がありますが、この弾性が継手との密着を助け、流体もれを防いでいます。
ホースを継手に取付ける際、ホース内径より多少大きめのニップル (ホース口)にホースを差し込みますが、この時ホースは元の大きさに戻ろうとする力がまだ強いので継手としっかりとフィットしています。
しかし、長期間の使用による硬化で次第にホース自体の弾性がなくなり、継手とのすき間に流体が入り込むのを押さえきれなくなります。同じことがホース外管とバンドでもおこり、最初の取り付けが完璧であっても『抜け、漏れ』の現象が起こりうること になります。
ホースの弾性が弱くなる時期を見越して、定期的にバンドを増締めするなどメンテナンスを怠らないことが必要です。
ふたつめはホースと継手のサイズ選定があわずにおこる漏れ、抜けです。
同一メーカーの同じ呼称の継手でも数種類のサイズがあります。ゆるすぎれば当然、漏れや抜けがすぐにでも始まりますが、きつすぎてもホースに過度の負担がかかり、劣化を促進していることになり結果、早く漏れ・抜けを起こしてしまいます。
適切なホースと継手のサイズの目安は下記表を参考にしてください。
動画で「挿入性」と「漏れ・抜け強度」の違いもご覧いただけます。
いずれにしても、竹の子継手に差込みバンドで締めるやり方は、常に不安と面倒が付きまといます。そんなお困りごとにお応えするために弊社では、トヨックスホース専用の継手を用意いたしました。
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もし、選定に迷ったり、現状に不安がある場合はお気軽にご相談・お問い合わせください。
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