今日から役に立つ! トヨックスニュース Vol.69
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「ホース配管でできる静電気対策 安全性、作業効率アップ」
乾燥する冬場は静電気が起きやすい時期です。
指先にバチッと走る衝撃で不快な思いをすることも多いかと思います。
製造の現場での静電気は、不快なものだけでは済みません。
火災や爆発と言った大事故を引き起こす原因になることもあり、しっかりとした対策が必要です。
今回は乾燥する季節のホース配管の静電気対策について解説しています。
コラム 「 静電気による発電 」
予期せぬ事故の原因にもなる静電気ですが、静電気の存在は紀元前から知られていました。
紀元前600年頃に、古代ギリシアの哲学者であるタレスによる静電気の記述が残っています。
静電気は古くから発電方法の1つとして用いられていました。
1672年、ドイツのオットー・ゲーリケは、回転させた大きな硫黄球を手で摩擦することで、摩擦電気を起こす
装置をつくったとされています。1776年にオランダ人が持ち込んだ装置を複製して平賀源内が作った
「エレキテル」も、摩擦による静電気を使った起電機です。
近年、IoT技術の発展から、IoTデバイスへの給電が課題になっています。
その解決策の1つとして、振動による摩擦で発生する静電気を活用した発電が使われるようになりました。
実際に、静電気の現象を利用した発電機能により動く腕時計などが実用化されています。
上手く使えば電力としても使える静電気ですが、製造現場ではやはり厄介者です。
大きな問題とならないように、ホース配管ではしっかり静電気対策を行いましょう。
シリーズ 言霊(ことだま)の力
「わたしは決して失望などしない。 どんな失敗も、新たな一歩となるからだ。」
「さらに良い方法がある。それを見つけよ。」
トーマス・エジソン(米国の発明家)
生涯において、蓄音機・電話・電灯照明など、およそ1300もの発明を行い、どんな失敗も
成功のための新たな一歩と捉え諦めず、挑戦し続けた発明王。
ホースドクターマガジン
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