ホースドクターマガジン Vol.54
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ホースドクター 「 梅雨時、夏前に実施!結露の原因と対策 」
ホースにできた結露により、工場の床に水たまりができて滑りやすくなっていた。
水滴が垂れて装置にかかり、生産のトラブルになった。
湿度が高くなる梅雨時や夏場は結露が発生しやすくなります。
結露はトラブルの原因となるので、事前の対策をおススメします。
今回は、ホースに起こる結露の原因と対策について解説しています。
\お役立ち動画はこちらになります。是非ご覧ください!/ NO1 ホースの結露比較
NO2 継手の断熱カバー取り付け方(一般的な竹の子継手)
NO3 継手の断熱カバー取り付け方(漏れ抜け防止の専用継手)
「 夏も冬も注意が必要 」
空気中に含まれる水蒸気が水に戻って結露は起こります。仮に湿度が0%ならば、空気中に
水分が無いので結露は起こりません。自然界では、非常に乾燥した環境の砂漠でも数%の
湿度があります。限りなく0%に近い超低湿度の環境は人工的に作り出すことが可能です。
湿度を非常に嫌う化学製品や精密部品などの保管用に、超低湿度の保管庫が利用されています。
ホースの周辺を超低湿度の環境にすることは簡単にはできません。湿度と気温差の条件で
結露が起こります。梅雨時や夏場に限らず、雪の多く降る地域では冬でも湿度が高くなる
ので、冬場の結露にも注意が必要です。ホースや継手に対してしっかりと結露対策を行い、
トラブルを防いでください。
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