ホースドクターマガジン Vol.33
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「 トラブル防止&生産性向上のポイント! 」
例年にない早い梅雨明けで、真夏の暑さが続いています。
急な気温上昇に体が慣れず体調を崩しやすくなります。くれぐれもご自愛ください。
使用していたホースが突然抜けて工場内が大変なことになった。
ホースがすぐに硬くなって使えなくなるので頻繁に交換する必要がある。
高温の液体を流したいのだが、このホースで大丈夫?
そんなホースに対するトラブルや悩みをかかえていませんか?
ホースドクター「トラブル防止&生産性向上の ポイント!」で、
ホースのトラブル防止と生産性向上のポイントについて解説しています。
\ ホースの耐摩耗性比較動画/
「 元々の目的とは異なって普及したもの 」
ホースのトラブル防止と生産性向上には、用途や目的にあったホースを選ぶことが重要です。
しかし、世の中には、元々考えていた用途や目的以外で広く使われるようになったものも色
々あります。例えば、ティシュペーパーは、外科手術用脱脂綿の代用品として開発され、そ
の後はガスマスクのフィルターなどに利用されていました。その後、製造技術を転用し、化
粧を落とす際の使い捨てハンカチとして販売されるようになります。
同じく医薬品関係だと、口内殺菌に使う洗口液は、手術用の消毒薬として開発されました。
その後口内の消毒にも効果があることがわかり、1895年に口内洗浄液として歯科医向けに販
売が開始されます。逆に、工業用で作られた後、医療用でも使われるようになったものとし
て、瞬間接着剤があります。急速に固まるので、傷口を塞ぐことに使われたそうです。もち
ろん、医療用途に合わせて作られた瞬間接着剤を使っていて、一般に売っているものは傷口
を塞ぐのには使えません。
このように、本来の用途、目的以外で活躍することになったものは各種あります。しかし、
多くは元あった形を新たな用途、目的に合わせて変えて生まれたものです。トラブル防止、
生産性向上のためにも、ホースは用途や目的に合わせて選ぶのが正解です。
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