ホースドクターマガジン Vol.26
-
ホースドクター「 ホース抜け・流体漏れのポイント 」トヨックス
日差しも徐々に春らしくなり、日中暖かくなる日も増えてきました。
お住まいの地域では、何か春の便りはあったでしょうか?
「ブレードホース」には縦横に糸が編み込まれています。この糸の役割を
ご存知でしょうか?ブレードホースに編み込まれた糸には様々な役割が
あります。もし、糸が切れていたり、劣化して弱くなっていたりすると
トラブルの原因となるので注意が必要です。
ホースドクター「ホースに入っている糸の役割を知っていますか? 」で、
ブレードホースの糸の種類と役割について解説しています。
\ 資料ダウンロードはこちら!/ \ホースの糸の役割が分かる動画はこちら!/
「 最強の天然繊維 」
人類は古くから生物の作る糸を天然繊維として活用してきました。
カイコを育てて繭から生糸を作る養蚕は、5000年から6000年前の昔から行われていたそうです。
カイコ以外にも糸を作る生物は各種います。
クモの作る糸は、かつては天然繊維で最強と言われていました。
しかし、2019年4月に農研機構が発表した研究結果によれば、ミノムシの作る糸は、弾性率、
破断強度、タフネスの全てにおいてクモを遥かに上回ることが発見されたそうです。
また、その発見とともに、ミノムシの糸の強さのメカニズムも解明され、
ミノムシの習性を利用して1本の長い糸を真っ直ぐに採糸する方法も開発されました。
クモは肉食で共食いもするので、カイコのように育てて糸を大量生産することは困難でした。
今後はミノムシの糸の工業的な活用が進むかもしれません。
また、メカニズムを参考にして人工的に作られた強い糸が登場してくることも考えられます。
ブレードホースには強い糸が編み込まれています。
簡単に切れてしまうことはあまりありませんが、定期的なチェックはお忘れなく。
ホースドクターマガジン
ご登録はこちら