ガスケット一覧・交換方法
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ガスケット一覧(交換部品)
標準のカムロックカプラーにはブナ-N(NBR)ガスケットが装着されています。
ガスケットは流体及び使用条件によって選定し装着してください。※下記は使用可能範囲温度を表しています。しかし、多様なご使用条件(流体、圧力、着脱回数など)でのご使用を保証するものではありません。
※フッ素樹脂(PTFE及びFEP)を使用したフッ素樹脂系ガスケットは弾力性に欠けるため、気体でのご使用の場合、漏れが発生する可能性がありますので使用しないでください。また参考使用範囲温度内であっても使用条件によっては漏れる事があります。-
ブナ-N(NBR)(標準装備品)
参考使用温度範囲/-10~100℃
水や油脂類等の使用に適しています。
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ネオプレン(CR)
参考使用温度範囲/-30~80℃
耐候性、耐熱性、耐薬品性に優れています。
青色マーク付
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フッ素樹脂(PTFE)(ソリッド)※2
参考使用温度範囲/-50~100℃
食品衛生法厚生省告示第370号適合。耐薬品性、耐熱性、耐寒性に優れています。
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フッ素樹脂(PTFE)ジャケット(フッ素ゴム付)※2
参考使用温度範囲/0~180℃
耐熱性、耐薬品性に優れています。
赤色マーク付
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フッ素ゴム
参考使用温度範囲/0~180℃
耐熱性、耐薬品性に優れています。
赤色マーク付
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シリコーンゴム
参考使用温度範囲/-50~150℃
食品衛生法厚生省告示第370号適合。耐薬品性、耐熱性、耐寒性に優れています。
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エチレンプロピレンゴム(EPDM)
参考使用温度範囲/-10~120℃
耐熱性、耐薬品性に優れています。
黄色マーク付
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ホワイトネオプレン(CR)
参考使用温度範囲/-10~80℃
耐候性、耐熱性、耐薬品性に優れています。
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スーパーフッ素ゴム※1
参考使用温度範囲/0~180℃
食品衛生法厚生省告示第370号適合。耐熱性、耐薬品性に優れています。
スチーム使用OK
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フッ素樹脂(FEP)全包シリコーンゴム※2
参考使用温度範囲/-50~120℃
耐薬品性、耐寒性に優れています。
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フッ素樹脂(FEP)全包フッ素ゴム※2
参考使用温度範囲/0~120℃
耐薬品性、耐熱性に優れています。
ガスケット交換の目安
カムロックの接続・解除の際、カムアームの締め付けが軽くなった場合、ガスケットのシール性が低下し、漏れが発生する場合がありますので、新しいガスケットへのお取り替えをお願いします。スチームや高温でご使用の場合、ガスケットのシール性が低下し、カムアームが外れる場合があるため、安全上ツインロックタイプをお勧めします。
※1 スーパーフッ素ゴムを装着したカプラーについて、流体が飽和水蒸気の場合、使用温度は160℃以下、使用圧力は0.6MPa以下でご使用ください。
※2 フッ素樹脂(PTFE)(ソリッド)、フッ素樹脂(PTFE)ジャケット(フッ素ゴム付)、フッ素樹脂(FEP)全包シリコーンゴム、フッ素樹脂(FEP)全包フッ素ゴムを装着したカプラーについて、スチーム洗浄や高温洗浄する場合はアダプターを接続した状態で行ってください。また、洗浄後、接続を解除する場合は、ガスケットが常温になってから行ってください。カプラーとアダプターを接続しない状態でガスケットを高温環境下に置くとガスケットが変形し、流体漏れの原因になります。
品番 GK-NBR GK-CR GK-PTFE GK-TJ/F GK-FKM GK-Q 材質 ブナ-N(NBR) ネオプレン(CR) フッ素樹脂(PTFE)(ソリッド)
フッ素樹脂(PTFE)ジャケット(フッ素ゴム付) フッ素ゴム シリコーンゴム サイズ 1/2”~6” 1/2”~6” 1/2”~6” 1/2”~4” 1/2”~3” 1/2”~6” 参考使用温度範囲上限 100℃ 80℃ 100℃ 180℃ 180℃ 150℃ 参考使用温度範囲下限 ‐10℃ ‐30℃ ‐50℃ 0℃ 0℃ ‐50℃ 食品衛生法適合 〇 〇 スチーム使用 品番 GK-EPDM GK-WCR GK-FKM/S GK-TZ/Q GK-TZ/F 材質 エチレンプロピレンゴム(EPDM) ホワイトネオプレン(CR) スーパーフッ素ゴム フッ素樹脂(FEP)全包シリコーンゴム フッ素樹脂(FEP)全包フッ素ゴム サイズ 1/2”~3” 1/2”~2 1/2”,4” 1/2”~2” 1/2”~4” 1/2”~4” 参考使用温度範囲上限 120℃ 80℃ 180℃ ※1 120℃ 120℃ 参考使用温度範囲下限 ‐10℃ ‐10℃ 0℃ ‐50℃ 0℃ 食品衛生法適合 〇 スチーム使用 〇 ※1 ※1 スーパーフッ素ゴムを装着したカプラーについて、流体が飽和水蒸気の場合、使用温度は160℃以下、使用圧力は0.6MPa以下でご使用ください。
ガスケットの交換方法
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マイナスドライバー等を利用し本体とガスケットの間に差込みます。
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本体のガスケット座面を傷つけないように注意しながら、ガスケットを取り出します。
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新しいガスケットと取換え、手で押込みます。
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全体がなるべく均等になるように両手で押込みます。
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きちんと本体溝に収まった事を確認したら取換完了です。
※ガスケットを取り外す際、ガスケットの一部が断裂し継手内に残り、異物混入の問題や新しいガスケットが正しく装着できなくなる可能性がありますのでご注意ください。
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